QURASは2020年12月9日にTrusted Setup Ceremonyを実施

既にQURASブロックチェーンのメインネットローンチイベント「QURAS blockchain: Mainnet Ignition」でお伝えした通り、QURASはTrusted Setup Ceremony(以下、単にセレモニーと表記)を実施しました。本来、セレモニーの実施は2021年第2四半期を予定していましたが、それを大幅に前倒ししました。これにより、QURASブロックチェーンでは、メインネットローンチ時からzk-SNARKsによる匿名トランザクションを利用することができるようになります。

Trusted Setup Ceremonyの意義

セレモニーは、zk-SNARKsの信頼性を確保するために行われます。

QURASのメインネットにzk-SNARKsを組み込む点で大きな問題になるのが「zk-SNARKsを使ったトランザクションは、本当に第三者から閲覧不可なものであるか?」という点です。

zk-SNARKsのキー (vk, pk) は、以下の式によって生成されます。

f(lamda) = (vk, pk)

lambda を単独で生成する場合、生成者が(vk, pk)の秘密鍵を知っていることになります。それは、生成者が他人の匿名トランザクションを覗き見ることができるということを意味します。それを防ぐために、セレモニーでは、lambda の生成を複数人で行うことにより、いずれの参加者も秘密鍵を知ることができない状態にすることで、(vk, pk)を生成します。

Trusted Setup Ceremony実施の経緯

初期段階において、セレモニーは2020年4月に実施する予定になっていました。しかし、当時の監査を担当していた監査会社の助言により、安全に(vk, pk)が生成できないと判断し、セレモニーの延期を決定しました。

その後、我々はTECHFUNDによる監査の期間において、並行してセレモニーの準備を進めてまいりました。エンジニアたちの努力により、メインネットローンチ前にTECHFUNDかによるセレモニーの監査をパスすることができました。

そこで、2020年12月9日、前もってzk-SNARKsの(vk, pk)の生成を実施し、12月19日のメインネットローンチにzk-SNARKsを組み込むことになりました。

Trusted Setup Ceremonyの実施

セレモニーは、2020年12月9日に実施されました。参加したメンバーは、QURASのメンバー及びQURASとパートナーシップを締結した企業になり、日本や中国、タイ、インドになります。

参加メンバーは、以下の11名になります。プライバシーのため、ファーストネームのみを公開します。

中国から:
1. Yan
2. Krozy
3. Wang
4. Yuan
5. Alex

日本から:
6. Marco
7. Katoh
8. Shigeo
9. Shigeki

タイから:
10. RIWIGO

インドから:
11. TECHFUND

セレモニーは、専用クライアントツールを用いて実施されました。ツールは、どなたでもセレモニーのページからダウンロードして確認することができます。また、当日の様子を収録したビデオを公開しました。

その他、セレモニーについての情報は、セレモニーのページをご覧ください。

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